社交ダンススクールの個人レッスン料金の相場について
今日のテーマは【社交ダンス教室の個人レッスン料の相場について】お話ししていきます※今回は全国のレッスン料の基準となる東京都と首都圏三県の料金相場についてお話していきます。
社交ダンスの個人レッスンで安いところは無いのか?
「社交ダンスの個人レッスンで安い所は無いのか?」
まずこのキーワードを頭に浮かぶと思いますが、当然、安くて良いレッスンを受けたいですよね。
ただ、経験者の方はもう既にご存知だと思いますが、料金が安い先生は安いだけの理由がありますので、値段だけで決めるのは、あまりお勧めできません。
というのも、まだ初心者でステップも全然わからないという未経験者や初心者でしたら良いですが、それでもレッスン料金が安い先生は、見習いでレッスン経験が浅い知識や経験が乏しい人ばかりですし、
稀にですが、酷いケースですと社交ダンスの専門外の舞台ダンサーの人が社交ダンス教室に所属して、社交ダンスを”かじった程度の”素人先生だったりします。
なので見学なり、体験レッスンという選択肢を必ず持って教室を決めることを強くお勧めします。
※ただし、決めると言っても、決めた先生にずっと固定で習わないといけない!なんてルールはどこにもありません、相手もプロなので、その点は十分に心得ていますので、あまり深く考え過ぎずに「とりあえず」の気持ちで教室の門を叩いてみてください。
ちなみに、あまりレッスン料が高額な先生は初心者には、ハードルが高いですので、資金に余裕があるもしくは「高くてもいいからどうしてもこの先生が良い!」という場合を除き、
ある程度の経験のある先生、つまり
【若すぎず、歳より過ぎず(笑)、値段も真ん中よりも、少し上】
くらいの先生が個人レッスンで習うならお勧めです。
というのも、社交ダンス業界人同士の中で、よく言われる言葉に、
「(社交ダンスの)競技ダンスを引退してからようやく社交ダンスの動きのメカニズムが理解できるようになる」
というものです。
社交ダンスのスクールなどに所属する「ダンスの先生」と呼ばれるインストラクターのほぼ全員は、社交ダンスのプロの競技会の選手でもあります。
現役選手の内は競技会で勝ち残ってA級の競技ライセンスを取得するために日夜練習を積み重ね、競技会当日、審査員達に対して日頃の練習の成果、「自分のダンスを良く見せるための技術」を披露します。
なので現役選手の内は、ぶっちゃけ、自分のダンスをよく魅せる、いわば、”自分のダンスの技術のことしか”頭にありません。
なので生徒さんなど、レッスン生にわかりやすく指導するための訓練といったことに時間を割く余裕がありません。
そういう面からも、生徒として個人レッスンを習うのなら、競技ダンスを引退して2~5年経ったくらいの先生に個人レッスンで習うのがお勧めです※ただ、現役の先生はいわば選手として「キラキラ輝いている」ので、必ずしも現役の先生はNGというわけではなく、そういった部分も含めて共感できるのなら現役の先生に習うのもありです、つまり人それぞれの好みによるということですね。
あと個人レッスンの料金についても、最小単位の1レッスン25分の料金相場は、先ほどお伝えした、競技ライセンス、つまり「スタンダードA級」とか「ラテンB級」など、その先生が保有している競技ライセンスを基準に全国どこの社交ダンス教室も料金設定がされています。
A級とかB級とか、各競技ライセンスによって概ね1000円~2000円くらいの差があります。
実際の料金の相場として※関東など首都圏三県の場合
A級の先生が1レッスン25分で5000円~6000円
B級の先生が1レッスン25分で4000円~5000円
C級の先生が1レッスン25分で3000円~4000円
という様に、1クラスごとに約1000円程度の差が設定されています。
ちなみにA級、B級などの「級」についてもう少し掘り下げて説明すると、「級」とは競技ライセンスの事で、普段教室所属の先生は日曜日などに開催されるプロのダンス競技会に出場し、そこで上位成績を収めることで、「A級」「B級」といったプロ競技ライセンスを取得します。
※勿論、上位級になる程、自分自身のダンススキルとして一流のスキルがある!と協会から認められているライセンス資格です。
ただし、このライセンスはあくまでもその”先生自身の自分自身が踊る技術”の評価ですので、その先生がダンスインストラクターとして生徒さんに教える技術の高さも同時に表しているわけではないということを頭に入れておく必要があります
「自分が踊る技術」と「人に教える技術」といのは全く別物なのはダンス以外の分野でも同じだと思いますので何となく理解できると思いますのでA級やB級というだけで絶対に間違いない!というわけではありません※対人同士のコミニュケーションでもあるので人としての性格の相性も関係してきます。
あと他にも、A級、B級、C級の先生でも先ほどお伝えした料金相場よりも極端に安い先生はプロライセンスA級ではなくアマチュアライセンス級の可能性もあるので注意して調べる必要があります。
やはりある程度のキャリアがある先生の方が踊り易いのはもちろん、理屈だけでなく、身体で動いて実際に体得しているので、教え方も理屈もしっかりと筋が通って理解しやすく、レッスンの進め方が上手で内容もわかり易いです。
それに対して、レッスン料金が安い先生は経験が浅い分、内容がわかりにくかったり、踊り方が強引だったり、ぎこちなかったりします。
なので25分間のレッスンを受けたあと、
「自分では、まだまだできてないな~と感じていても、何となく自分の中で何かしらの手応えが実感できるレッスン」
が受けれますし、逆に安い経験が浅い先生は
「強引に引っ張りまわされたり、内容もよくわからないままレッスンが終わってしまった…」
という場合が多いです、それが1回…2回…と積み重なっていくごとに、1000円、2000円の料金の差以上に、その後のダンスの結果に差がどんどん開いてきます。
同じお金を使うなら、自分でもある程度、納得できる、実感を得られるようなレッスンの時間の方に投資したいはずです。
ですので、そういう点を踏まえた上で判断していくといいですね。
「そうはいってもダンスの事はよくわからないので、判断できない…」
という場合でも大丈夫です、よほどの上級者でない限りレッスンの内容を最初から理解できる人は殆どいません※初心者なら尚更です。
なので、独断と偏見、”何となく”という自分の直感で構いません。
「その先生の話し方や人柄など、総合的に見て何となく好感が持てる、この先生が良いかも…」
という自身の感覚で判断するのが案外重要だったりしますし、そもそも相性が合わない人とは話し方や相手の微妙な態度で自分には合わないな…と感じてしまいます。
ですので教室の見学時に、まずは漠然とでもいいのでその教室の先生自身の人柄、内容がわからなくてもいいので、その人の話し方や進め方や教え方など、変な話、ある意味自分がオーディションの審査員になったつもりでその先生を見てみると良いと思います。
そうすると見えてこなかった部分も見えてくると思います。
やはり個人レッスンも、対人間とのコミュニケーションですので、
『何となくだけと、この人とは相性が合いそうだな…』という感覚が案外正解だったりしますよね?※これはダンス以外の分野でも共通することだと思います。
もし万が一、その後、
「やっぱり失敗したかな?」
となっても自分の直感で決めたのなら後悔も少ないし、どうしても嫌なら、教室を変えるか先生を変えればいいだけの話です。
それで何か文句を言ってきたりする先生はいませんので安心してください※いたとしてもほんのごく稀にしかいませんし、運悪くそんな先生に出会ってしまったら、むしろ早くサヨナラした方があなたの今後のダンスライフ的にも良いですよね。
それにそもそも、仕事関係でもないので嫌なら他を探せばいいので何も心配いりません。
個人レッスンは料金が高い分、プロに直接、質の高いテクニックを習えますので、短期間で早く踊れるようになります。
例えるなら、塾で複数の生徒の中で習うより、マンツーマンで家庭教師に習う方が早く伸びるのと同じです。
「お金で時間を買う感覚」に近いですね。
お金は働けば取戻せますが、失った時間はいくら積んでも取戻せないし、ましてや「今この瞬間が一番若い時です」ので、行動は早いに越したことありません。
個人レッスンやグループレッスンなど、それぞれ自分の状況やプランに合ったレッスン方式を選択していくと良いですね。
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